産後ケアという言葉ですが、
日本には古くから、「床上げ」という風習があります。
産後の肥立ちを良くするために21日間は
ゆっくりと身体を休めることが必要です。
本来であれば、この21日(3週間)が産後のケアになるはずですが、
最近は複合家族形態から、核家族が多くなり、
産後の女性がゆっくり休むことができづらくなりました。
産後の女性の身体は、重傷1ヶ月の状態と同じです。
10カ月の妊娠期を過ごし、子宮で大きく育った赤ちゃんが生まれたあとに
子宮が元の大きさに戻るためには8週間の時間かかると言われています。
個人差はありますが、体が大きく変化して、
そこへ赤ちゃんのお世話、授乳という寝る間がない状態。
この時期のことを
産褥期(さんじょくき)と言います。
そんな時期を産後ケアとしてサポートしましょうと
札幌市では、産後ケア事業を助成して、
助産院エクボでも、利用できる施設として登録されています。