2024年6月28日（金）

令和5年

新しい命の誕生

今回の新しいいのちの誕生は、長いお産でした。

前回のお産から7年経ってのお産

赤ちゃんがなかなか下がって来ず、

陣痛が次々に来る。

産み終わってから、「2人目だから早いはず」と

思っていたとママの言葉。

確かに私たち助産師もそう思っていた。

でも陣痛が始まってからは、違うことに気が付かされた。

赤ちゃんはマイペースにゆっくりゆっくりやってきた。

助産師ができる陣痛緩和は、ありとあらゆることをやった。

入浴、体位変換、ツボ押し、お灸、アロママッサージ、

骨盤調整、励まし、などなど・・・

サポート助産師の手6本、パパの手2本

たくさんの手で、腰をさすったり押したり（笑）

さながら千手観音状態。

パパとダンスしたり、

辛い中でも笑いもあり、

助産院ならではのお産でした。

やっぱり女性は、どんなお産であっても、

いのちを生み出すために、

自分の命をかける。

だから生まれたときの可愛さもひとしお

「さあ、赤ちゃん産まれるよ〜」の前からフライングで涙流してたパパ

決めていた赤ちゃんの名前を呼ぶママ

17時間という長い時間を一緒に過ごした私たち助産師にも

無事の誕生は、安堵の瞬間になり、歓喜の声が全員からもれました。

赤ちゃんを2人で見つめるパパとママ。

本当に至福の時、そのものでした。

本当によく来たね。

「無事に生まれてくれありがとう」

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